お店探訪 New&Topics
城下町彦根、風情漂うこの町で地元の人々はもとより観光客にも親しまれてきた、和菓子屋「菓心おおすが本店」。その店に新しい魅力と活力を与えようと弊社Nove Worksの施工により、2007年3月にリニューアルオープンしました。
見た目は至ってシンプルでモダン。外壁は黒で一面に統一してあり、店の前を通ると、ふと店内をのぞきたくなる長いスリットが設けられています。
和菓子の世界で使わない「黒」を使う
施主であり、店主でもある大菅氏にお話を伺うと、「実は、和菓子の世界では黒という色はあまり使いません。最初はとても抵抗感がありましたが、常連の方はもちろん、うちを知らない方にも知って頂くには、目をひく事が第一という思いから決断に至りました。」
ブランドイメージを一新
店内は、ダウンライトの間接照明と緩やかに流れるジャズのBGMで、高級感のある上品な印象に仕上がっています。商品が並べてある正面のショウケースは一枚ガラス。これほど長い一枚ガラスのショウケースは、初めてと職人さんも驚かれたほどです。
収納に関してもお客様にはなるべく見せないように、隠せる所は全て隠し、とてもスッキリした空間に仕上がりました。
建物だけではなく、パッケージデザインも一新。ブランドイメージは大きく変わりました。
それ故に、敷居が高い印象を受けてしまいますが、良心的な価格でお客様にいいものを提供したいという店主の気持から、商品の値段は全く変えられていません。
彦根のシンボルにちなんでつけた『三十五万石』の最中
看板商品はと尋ねると、「彦根藩井伊直弼三十五万石の居城で有名な彦根のシンボルにちなんでつけた『三十五万石』の最中です。」とのこと。
米俵の変わった形に北海道産のつぶ餡と求肥餅がたっぷり入ってます。皮とあんと餅のバランスがよく、上品な味わいが特徴のこの最中、おわんに入れてお湯を注ぐと、ぜんざいとしても楽しめるそうなので、これからの時期はこういった食べ方もいいかもしれません。
その他にも『金亀』・『いろは松』といった人気商品があります。この3つの商品は、彦根に寄ったら地元の本物の和菓子を味わってほしいという思いから、多賀のサービスエリアでも5年程前から販売されています。
四季の彩りを和菓子にこめて
人気商品だけでなく、どれを見てもそれぞれの思いが和菓子にたくしてあり、全ての商品におもてなしの心が込められています。又、四季の彩り豊かな12種類の上生菓子は、彦根城博物館のお茶席でも頂けるそうです。
和菓子屋はこうでなければならないという常識にとらわれることはなくとも、和菓子の基本はしっかり押さえられている、そして、そこに伝わる歴史と伝統を大切に守り、郷土発展の願いを和菓子に込めて、常連の方はもとより幅広い層の方々に愛されるお店、それが「菓心おおすが本店」です。
設計担当者からのメッセージ
老舗和菓子屋の改装ということで、少し戸惑いもありましたが、施主様との間にインテリアコーディネーターの中島さんが入って頂きスムーズに進めることができました。店内は「和・モダン」のコンセプトのもと、シンプルな構成かつ、店内の導線等機能的にも配慮しています。又、外観に対しては、同じ様な店構えの中で、いかに存在感をアピール出来るかを考えました。
設計担当 /M.I(Nove Works)
菓心 おおすが
住所/本店…滋賀県彦根市中央町4番39号
TEL/0120-22-5722
営業時間/
8:00~19:30
定休日/不定休
クレジット/不可
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