ノブワークス株式会社

EVENTEVENT

ノブワークス株式会社

メニューを開く

スタッフブログ

■ 2020/11/28

「省エネ住宅」

こんにちは。ノブワークス設計の秀平です。

秋ですね。急に寒くなった11月上旬、なんだか妙に暖かかった中旬。気温の変化についていけてません。。。

先日上棟をさせていただいたI様邸、断熱工事が終わりました。

『断熱』と言えば・・・先日、住宅設計課のメンバーで省エネについてのWEBセミナーを受けました。そこで、今日は「省エネ住宅」について考えてみたいと思います!

みなさんは「高断熱・高気密な住宅」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 冬には隙間風がなく暖かい家、夏は冷気を逃がさず涼しさを保つ家・・・などでしょうか。
高断熱・高気密な住宅は、室内の暖気や冷気を保持できるため、月々の冷暖房にかかる費用が節約できます。

高断熱・高気密な住宅がお得なのは、経済的なメリットだけではありません。快適な居住空間は、健康リスクを下げる効果もあることがわかっています。

これまでの住宅は、リビングや廊下、浴室の 「室温差」や「結露によるカビ・ダニの発生」による健康への影響が少なくありませんでした。省エネ住宅の基本である高断熱・高気密な住宅は各部屋の温度差が小さいため「快適」であり、さらに「家族の健康を守る」ことにつながると考えられています。

◆ヒートショックから家族を守る・・・部屋ごとの急激な温度変化は、血圧が上昇・下降し心臓や脳に大きな負担をかけます。これが「ヒートショック」です。高齢者の場合には、大きな事故につながる可能性があります。断熱性能の高い住宅は「室温差」が解消され、ヒートショックのリスクが低くなると言われています。

◆結露によるカビ・ダニから家族を守る・・・断熱性能や気密性能の低いすまいは、結露が発生しやすくカビやダニの発生を助長します。アレルギーや感染症の原因でもあるカビ・ダニを抑制するためにも、住宅の断熱性能はとても重要なのです。高断熱・高気密な住宅への転居前後で各疾病の有病割合の変化を示した結果によると、アレルギー性鼻炎は28.9%から21.0%に、アトピー性皮膚炎は7.0%から2.1%、気管支喘息は6.7%から4.5%に下がるなど顕著な改善が見られます。子どもに多いアレルギー疾患、子育て世代にとっても住宅の断熱性・気密性は大事なポイントと言えます。

高断熱・高気密で高い効率をもつ建築設備を備えた「省エネ住宅」は、光熱費などの経済性の面で優れているだけでなく、居住する皆さんにとって快適・健康で安全・安心なすまいです。年間を通じて、少ないエネルギーで体に優しい室内環境を実現することができます。