女性設計士と創る主婦目線の家

滋賀県長浜市にあるT様邸は外観のうち母屋の壁はクリーム系ベースのため、柔和な印象をもたらします。それに対し玄関周りの張り出し部分はブラウン系の壁材が主体であり、全体的にアクセントのある仕上がりになっています。

このお住まいを建てるうえで、とくに重視したポイントが主婦目線です。主婦ならではの感性を忘れることなく作業を進めるため、打ち合わせの段階から女性設計士が中心的な役割を果たしました。T様からのご要望に耳を傾け、どんな設計プランであればご家族のニーズに応えられるか何度も検討を重ねつつ、理想の住居に近づけました。

屋内は、玄関先からリビングまで全体的にすっきりした雰囲気です。玄関先は一見すると収納スペースが見当たらず、ダイニング周りも収納棚が壁のなかに上手く隠れて目立ちません。収納棚があふれても、部屋のなかは片付いて見えます。このような収納棚のレイアウトは、整理整頓を大切に考える主婦のセンスが発揮された結果です。

玄関先は、周囲の壁で廊下の奥のほうが見えにくくなっています。このアイデアも、家族のプライベートを守ろうと考える主婦目線の賜物です。