こんにちは、ノブワークスの高橋です。
気がつけば、もう2月も半ばを過ぎました。
吐く息はまだ白く、背中を丸めて歩いてしまう朝が続いています。
それでも、春はそこまで来ているようです。
さて、久しぶりの建築探訪。
今回訪れたのは、少し不思議な迫力をまとった建物です。
島根県、出雲。
出雲大社の玄関口として、長いあいだ人を迎えてきた 旧JR大社駅。
いまはその役目を終えていますが、建物はまるで時間を抱えたまま。
正面に立った瞬間、
「あ、これは駅じゃないな」と自然に思います。
近づくと更にこの迫力。

大屋根の下に落ちる、深い影。
鬼瓦はきらりと光っているのに、どこかやさしい。
鋭さよりも、祈りに近い表情をしています。
電車に乗るための場所というより、なにか大きな存在に迎え入れられる場所でした。
中に足を踏み入れると、空気が少し変わります。
木製の改札口。

飴色に磨かれた待合室のベンチ。大正ロマンの気配が漂っています。
誰も切符を買わない場所なのに、そこには確かに、
「人を迎えるための場所」だった頃の気配が、今も静かに残っています。

実は、この駅舎には、もうひとつ興味深い物語があります。
長いあいだ、誰が設計したのか分からなかったということ。
ただ立派な建物として語り継がれてきました。
ところが、建物の奥にひっそりと残されていた棟札が、ようやく一人の名を明かし、
そしてその影に寄り添うように語られるのが、神社建築の巨匠・伊東忠太。
当時、出雲大社神苑の整備を手がけていたことから、「助言をしたのでは」とも言われています。
その真偽さえも、この駅舎がまとっている静かな奥行きの一部なのかもしれませんね。
紹介した出雲訪問は、随分昔のことです。
それでもこうして思い出すたびに、静かにおすすめしたい場所です。
そして、次に訪れた建築は、出雲から少し足をのばした先で出会ったあの建築です。
また少し違う迫力をまとった場所。
お楽しみに!
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